名古屋グランパスのJ2降格に落ち込み、魂が抜け、悲しみに襲われた3日間。
気分転換に高山の天生峠の紅葉を見に行ったりもしたが、やはりサッカーで傷付いた心はサッカーでしか癒やせない。
方や名古屋同様、降格の危機にあるFC岐阜。方やJ1昇格プレーオフ進出まであと一歩の横浜FC。
しかし順位通りにいかないところがスポーツの面白いところ。
J2得点ランキング2位のイバを失点数断トツワーストのFC岐阜守備陣がどう抑えるかが見所の一つだったこの試合、岐阜はイバにボールを入れさせない守備を徹底したことにより横浜FCの攻撃陣を無失点に抑えることに成功した。調べてみたらなんと5月15日以来27試合ぶりのクリーンシート。よくもまあここまで失点し続けたものだ。
そしてなんといっても今日はこの人、レオミネイロ。前回の対戦で2得点し、逆転勝利の立役者となったエースストライカーがこの試合でも爆発。
前半3度のオフサイドは布石だったのか、抜群のタイミングで左サイドを切り裂き再び2得点。テクニックもスピードも重要だが、ゴールを決めるのに一番大切なのはゴール前での平常心だということがよく分かる。
岐阜県各務原市出身の津田知宏も気が付けば30歳。気持ちを前面に出したプレイは見ていていつも気持ちがいい。
今日の勝利で讃岐と北九州を抜いて降格圏を脱出(金沢は現時点で試合中)。
残り2試合の相手は17位の熊本と16位の東京ヴェルディ。7位の横浜FCに比べれば順位は近い。しかし順位があてにならないのは名古屋が、そして今日の岐阜自身が証明した。
名古屋に続いて応援クラブの降格は見たくない。きっちりJ2に残留して来年は名古屋側か岐阜側か、どちらで応援するか悩ませてほしい。