雷雨による中止を選手は、監督はどう捉えただろうか。
「このままやりたかった」「中止でホッとした」
もしかしたら名古屋は後者、八戸は前者の感想が多いのかもしれない。
「闘将」柱谷哲二の下、八戸はよく闘っていた。
試合開始早々、決定機を立て続けに作った八戸。ポストを叩いたものの、バイタルエリアから積極的にシュートを放つ。
これで目を覚ましきれないのが名古屋。リーグ戦とは違いサイドを経由し圧倒的にボールは支配するが、
なかなかシュート数が増えない。
和泉のシュートもGKのファインセーブに阻まれる。
その後もネットを揺らすことのできないまま前半終了。
一様に下を向く選手。
一方の八戸はスコアレスで折り返した前半に一定の手応えを感じていた様子。
両監督の姿も対称的だった。
後半も立ち上がりは八戸ペース。
そんなモヤモヤした空気が包む瑞穂を振り払ったのは永井。CKから頭で合わせてゴール。
SRC広島戦同様、セットプレイから先制した。
しかしチームを救ったのは永井ではなく雷雨かもしれない。
先制こそしたものの、今ひとつしっくりこない試合内容。
先制こそしたものの、今ひとつしっくりこない試合内容。
縦パスや細かいワンツーで崩そうとする意図は感じられるが、最後の精度が足りない。
そこに激しい雷雨。
後半20分が経過したところで視界が真っ白になるほどの雨が降り始めた。
そこに激しい雷雨。
後半20分が経過したところで視界が真っ白になるほどの雨が降り始めた。
40分ほどして再開のアナウンス。審判団も笑顔でアップ。
そのわずか数分後、この日一番の雷鳴に佐藤寿人もこのポーズ。
それでも俺はやりたいんだ!とばかりにリフティングを続けたが、再度鳴り響いた雷鳴に慌ててロッカールームへ逃げ帰った。
こういう盛り上げはさすがの一言。
結果的にはこのまま中止となった。
珍しい幕切れが話題となったが今日の試合内容を考えると救われた印象が強い。
もちろん先制した勢いのままに追加点を重ねたかもしれないが、その展開は想像しづらい。
だからこそ1年でJ1復帰を目指すクラブとして、今日の試合は圧勝しなければならなかった。
この試合の取扱が今後どうなるかは分からないが、リーグ戦への推進力となる結果になる事を望みたい。
この試合楽しみにしていたのが、押谷と野垣内の再会。2009年から2011年までともにFC岐阜でプレイした2人。
この試合の取扱が今後どうなるかは分からないが、リーグ戦への推進力となる結果になる事を望みたい。
この試合楽しみにしていたのが、押谷と野垣内の再会。2009年から2011年までともにFC岐阜でプレイした2人。
サッカーをやっていればステージは違ってもまた会う事ができる。ともにボールを奪い合う事ができる。
これに関しては試合内容を度外視して楽しんでしまう。