久しぶりのサッカー観戦は名岐ダービー。
前回の対戦は岐阜が一方的に支配するも、CKからの一発で名古屋が追いつきドロー。
あれから7ヶ月弱。かつてないほどの圧倒的なポゼッションサッカーでJ2に驚きをもたらし続けてきた両チームの対決は見所だらけだった。
まずはマスコット3本勝負。
ニアピン対決とロングキック対決は、圧倒的体型的不利なはずのグランパスくんが勝利!
ラストはPK対決。後がないミナモだが、さらに足を痛めてしまう大ピンチ・・・!
このまま勝負続行は不可能かと思われたその時!スケボーに乗って現れたのはこの日立体化デビューしたギッフィー!
ミナモに代わってボールをセットすると、デビュー戦とは思えない落ち着きでゴール右隅に突き刺し後攻のグランパスくんにプレッシャーを与える。ゴールマウスに立てばその威圧感でグランパスくんに枠を外させる。
そんなギッフィーの活躍でマスコット対決は2-2とまたしてもドロー(お約束でPK対決は2ポイント)。勝負は選手達の手に(足に?)委ねられた。
どんなに低い位置でもショートパスを繋いで組み立てる名古屋に対し、キックオフ直後から猛然とプレスを仕掛ける岐阜。武田・櫛引・ワシントンのボール回しは危なっかしく、ボールを奪われそうなシーンが何度もあった。
そうなるとゲームを支配するのは岐阜。岐阜と違って奪いどころをはっきりさせない名古屋 はなかなかボールに触ることができず、田中パウロの見事なワンタッチパスから大本が先制点をゲット。
しかし幸か不幸か名古屋は先制されることに慣れてしまっている。そして名古屋が今まで苦戦してきたのは、自分たちのスタイルを捨てて名古屋対策に特化したチーム。風間監督と大木監督の意地のぶつかり合いは、技術の差で名古屋が上回った。
岐阜に過去最多の17,027人が集まったことは素晴らしいが、岐阜はこういう試合に勝たなければいけない。
名古屋サポーターが3,000人らしいので、14,000人もの岐阜サポーター・ファンをがっかりさせてしまったことになる。過去にも磐田に0-4、ガンバに2-8と、1万人を超える試合で大敗を喫している。
お客さんが集まるということは、対戦相手が強豪クラブだったり、有名な選手がいる場合が多いので勝ち点3を挙げることが難しいのは確かだが、それでも岐阜県にサッカーをより広く根付かせるにはこういった試合に勝ち続けていく必要がある。