セリエA得点王・セリエA優勝・チャンピオンズリーグ得点王・2006年ワールドカップ優勝・・・数々のタイトルを獲得した屈指のファンタジスタ。
ともすればFC岐阜とは何の関係もなさそうだが、そのデルピエロが岐阜へやって来た。
きっかけはユニフォームの袖スポンサーに描かれたキャプテン翼。キャプテン翼好きでも知られるデルピエロにFC岐阜がユニフォームを送ったところ、何がどうなったのかは分からないが、この驚きのゲストが実現した。
まずはサッカー教室でこども達とボールを追いかける。こどもにドリブルを止められれ天を仰ぐデルピエロの姿を見るなんて誰が予想しただろうか。
更には「おともだち」のギッフィーとFK対決。数々のスーパーゴールを生み出したデルピエロゾーンと呼ばれる位置から3本のキックを放つ。対するギッフィーはGK。ビクトルにガチ指導を受けた成果を世界のファンタジスタ相手に発揮できるか。
1本目はあっさり右隅に流し込んだデルピエロだったが、ギッフィーも意地を見せる。同じコースに飛んできたボールを弾くスーパーセーブ!侮れないと感じたのか、3本目は左に決めて2-1でデルピエロの勝利。まさかの善戦にスタジアムは大きく沸いた。
そんなデルピエロ来場の力もあって、集まった観客は今季最多の12,045人。その前で無様な試合は見せられない。10連敗中と泥沼の岐阜だが今日は6試合ぶりに先制ゴール。風間がデルピエロゾーンから左足を一閃した。
後半に入り田中パウロのシュートがDFの腕に当たるが、閉じていたとして主審の笛は鳴らず。
するとその直後のプレーでヴェルディが同点に追い付く。
その後は岐阜が怒濤の攻撃を見せ、合計20本のシュートを放つがスコアは動かず1-1のドロー。ひとまず連敗は止めた。
レアンドロとの接触の直後に自ら交替を申し出た風間。今日は素晴らしいプレーをいくつも見せてくれただけに痛い交替となった。
34節にしてようやく初出場のハム。キープ力はありそう。
試合終盤のFKと長沼のミドル。このデルピエロゾーンでの大チャンスを決めてほしかった・・・!
10/5に発売されるJリーグ本をアピールする平ちゃん。岐阜のJ2昇格初戦となった仙台戦を見に来てくれていたとのこと。個人的にもあの試合は仙台の応援に圧倒された記憶がとにかく強い。
ちなみに本人に「表紙の緑はFC岐阜カラーということでいいですか?」と訊いたら「もちろん!」と。うん、買います!
今シーズンの応援ソングを歌ってくれているシネマスタッフ
(左から)平ちゃん、Jリーグ副理事長の原博実、デルピエロ、ギッフィーという一見関連性がさっぱり分からない4ショット
試合を見守るギッフィー
ユニフォームを送った時はそれで終わりだと誰もが思っていたのではないだろうか。それがこうして岐阜に来てくれて、各種イベントにも参加してくれて、1万人以上を笑顔にしてくれるなんて。
どんなことでも本気で取り組む事の大切さを学んだ一日になった。本当にありがとうデルピエロ!FC岐阜!